作品情報
“人類”と“獣人”が共存する社会。
獣化遺伝子・獣因子を持つ獣人たちは、近現代の自然の消失により住処を追われ、人類の前に姿を現した。各国が共存のための対応に追われるなか、日本では獣人が獣人らしく生きるための獣人特区『アニマシティ』が設置される。
それから10年の月日が経ち、『アニマシティ』に17歳のタヌキ獣人・影森みちるがやってくる。普通の人間だったが、ある日突然タヌキ獣人になった彼女は「ここなら自由に生きられる!」と喜ぶが、ひょんなことからオオカミ獣人・大神士郎と出会い、『アニマシティ』にもこの街にしかない危険がたくさん潜んでいることを知る。
頑固な性格で過剰に人間を嫌う士郎とは衝突を繰り返しながら、みちるは怪しい女のマリーや、市長のロゼ、獣人生活協同組合のジェムとメリッサなど、たくさんの人々に出会い、それまで知らなかった“獣人”たちの生き様を学んでいく。そして、タヌキの少女とオオカミ男に生まれた絆は、やがて世界を変える鍵になる。
なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。
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第1話『Runaway Raccoon』
あらすじ
タヌキ獣人の影森みちるは、獣人差別主義者の人間たちから逃れ、獣人が自由に生きられる街・『アニマシティ』にたどり着く。ちょうどその日は、街の設立10年を祝う祭りの日。獣人たちは自分たちの本来の姿、けものの姿に変身し、獣人であることを自由に表現している。活気のある街の様子にワクワクするみちるは、祭りを見て涙を流すヘンなオオカミ獣人・大神士郎と出会う。ところが、祭りのなかで爆発が起き、広場はパニックに。しかもみちるは士郎に犯人と間違えられて捕らえられてしまう。誤解は解けたものの、事件に巻き込まれたみちるは、士郎に自分のヒミツを明かす。みちるは、突然タヌキ獣人になってしまった『元・人間』だったのだ。
第2話『Rabbit Town』
あらすじ
自分が『人間』だったことを士郎に明かすみちる。しかし「そんなことはあり得ない」と信じてもらえない。証明するために身分証明書を取り戻そうと奔走するみちるは、メスのギャングたちが根城にしているスラム街・『ラビットタウン』に向かい、ボスのグラングランマと出会う。財布を返す代わりに、スラムの子供たちに読み書きを教えることになるみちるだが、グラングランマは街全体を取り仕切るギャングと揉め、子供たちの人身売買で金を作ろうとしていた。輸出されるギリギリでみちるを救い出した士郎は「女子供は俺が守る」などと宣う。獣人の世界が想像以上の『オス至上主義』だとを知ったみちるは、「こんな街とっとと出てってやる」と士郎に宣言する。
第3話『Rhino Melancholy』
あらすじ
アニマシティに『シルヴァスタ・メディカル・センター』と呼ばれる製薬会社の施設があることを知ったみちるは、自分が獣人になった原因を調べてもらおうとする。ところがメディセンに反獣人派テロリストから脅迫状が届く。シルヴァスタ製薬は、世界有数の財閥が経営するグループ会社で、アニマシティの市長の志に賛同し、市に多額の資金援助をしているのだ。それが気に食わないテロリストによる犯行を防ぐため、士郎は市長の頼みで仕掛けられた爆弾の所在を探すことに。士郎に協力し犯人を追い詰めたみちるは、自分の腕を自在に伸ばすことに成功する。同時にピンチを士郎に救われたことで、二人の間には信頼関係が生まれはじめる。
第4話『Dolphin Daydream』
あらすじ
みちるは獣人でありながら人間のふりをしてSNSをしているシロイルカ獣人・ニナと出会う。ニナはアニマシティを仕切るギャングのボスの娘だが、人間の世界に憧れており、みちるの話を聞きたがる。みちるの人間界を懐かしむ気持ちが高まった瞬間、みちるは獣の耳もしっぽもない、人間の姿に変身。こっそり二人で人間界に遊びに行くことに。人間と獣人両方の経験をしたことで人間たちのうわべだけの獣人への同情に気付いたみちるは、自分がもうただの人間ではないことを感じ、もっと獣人たちのことをよく知るために、アニマシティで暮らしていく決意を固める。
第5話『Greedy Bears』
あらすじ
元バスケ部のみちるはアニマシティでバスケを始めようとするが、なぜだか代わりに野球をすることに。しかし、獣人たちの野球は死人が出るほど盛り上がる、ギャンブル前提の死闘試合だった。ひょんなことからクマ獣人たちの極弱チーム『べアーズ』に入ったみちるは、バカだけど気のいい彼らをまとめ上げ、試合で勝ち上がっていく。ところが、賭博の元締めのギャングと八百長のために負ける約束をしていたべアーズの監督は困ってしまう。けれど、みちるの熱意に感化されたべアーズや獣人たちは、賭け金なしの純粋な野球の勝敗に楽しさを知っていく。
第6話『Fox Waltz』
あらすじ
アニマシティに、銀狼様を教祖とする『銀狼教団』がやってくる。銀狼様の顔を見たみちるは驚く。それは人間だったころの親友・日渡なずなだったのだ。なずなはみちるが獣人になるより前に突然獣人に変わり、何者かに拉致されたまま行方知れずになっていた。みちるはなずなとの再会を喜び、一緒にアニマシティで暮らそうと言うが、なずなをうさんくさがる士郎と衝突。なずなは教団の人間にいいようにされているのだと同情していたみちるは、なずなが市長に会える機会を設けるが、なずなはそれをチャンスに市長に教団の永住許可の相談をする。親友に利用されたみちるはショックを受ける。
第7話『Easy Albatross』
あらすじ
親友だと思っていたなずなに「嫌いだった」と言われ、ショックを受けていたみちるの部屋に、天井を突き破ってワタリアホウドリ獣人・ピンガが墜落してくる。彼は自由を愛する渡り鳥獣人だった。羨むみちるに、ピンガは空を飛ぶ楽しさを伝える。一方、士郎は市長のもとでシルヴァスタ製薬の若きCEO、アラン・シルヴァスタと出会う。
第8話
あらすじ
第9話
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第10話
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第11話
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第12話『Runaway Raccoon』
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